Heroes In My Life/著:古市コータロー
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※3月30日前後発売予定
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2024年5月30日に還暦を迎える古市コータローが
自身の音楽人生に寄り添う大切なレコードを
愛情たっぷりに紹介する自伝的ディスク・ガイド
――本書「INTRODUCTION/はじめに」より
■日本屈指の名ギタリストを創り上げた多種多様なレコードたち
日本を代表するモッズ・バンド=ザ・コレクターズのギタリストとして、約40年もの長きに渡り音楽シーンを牽引してきた古市コータロー。音楽やファッションを始め、さまざまな分野のカルチャーに精通する“古市コータロー”という人間を創り上げたのは、バラエティに富んだレコードの数々でした。
本人が「自分にとってすべての音楽作品はヒーローなんだ」と語るように、本書にはモッズ、AOR、グループ・サウンズ、昭和の歌謡曲、シティポップまで、洋楽・邦楽を問わず古市コータローが愛してやまない貴重なレコード・コレクションの数々250枚以上を掲載しています。自身の思い出とともに作品の魅力を愛情たっぷりに語る貴重なテキストも必読です。
■古市コータローを構成する貴重なアイテムを完全網羅
本書は、古市コータローの原点となった音楽作品をまとめた<ROOTS>、ロックやジャズ、ソウル&ディスコ、AORといった海外名盤を紹介する<OVERSEA>、グループサウンズや歌謡曲、シティポップなどの国内名盤を総括した<DOMESTIC>、愛用しているファッション・アイテムや敬愛するブルース・リーなどについて語った<TREASURE>の全4章で構成されています。
7インチ・レコードのジャケットと同じサイズの判型の160ページの中に、矢沢永吉とキャロル、RCサクセション、Char、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・ジャム、ザ・フー、エリック・クラプトン、KISS、ジ・アラーム、プリファブ・スプラウト、エアプレイ、ボズ・スキャッグス、ザ・ゴールデン・カップス、クールス、フィンガー5、しばたはつみ、ピンク・レディー、山下達郎、松原みきなど、所有レコードの数々を掲載。
あとがきで「自分の頭の中を覗き見したような不思議な感覚になった」と述べるほど、“古市コータロー”を構成している大切な音楽作品を網羅した1冊に仕上がっています。
▲Sow Sweet Storeで購入された方には、特製ポストカードが特典として付属します。
※ ご購入者先着で、なくなり次第、配布を終了いたします。
◎著者プロフィール
◎古市コータロー:1964年5月30日生まれ、東京都出身。1986年に結成されたブリティッシュ系ビート・ロックの代表格ザ・コレクターズのギタリストとして、1987年にアルバム『僕はコレクター』でデビュー。以来、25枚のオリジナル・アルバムと5枚のソロ・アルバムをリリース。さらにGSバンドであるKotaro and The Bizarre Men、加山雄三率いるTHE King ALL STARSにギタリストとして参加するなど、質実剛健なギター・プレイで長きにわたり日本の音楽シーンを牽引している。近年は、映画やドラマに俳優として出演するなど、多岐に渡って活躍中だ。還暦を迎える2024年は、5月15日に2年ぶり通算6枚目となるソロ・アルバム『Dance Dance Dance』をリリースする。
<本書より抜粋>
ピストルズを見た瞬間、全部がぶっ飛んだ。いつも行っていた楽器屋で「God Save The Queen」のPVを目にした時、“これは大至急ギターを始めないとダメだ!”って気持ちが心の底から湧き上がってきたんだよ。
───「PUNK ROCK & ELECTRIC GUITAR/パンクとエレキ・ギター」より
俺が青春時代を過ごした70年代後半~80年代というのは、ギタリストが10人いたら10人全員の音が歪んでいるような時代。そんな中で俺は60年代の音楽で鳴っているようなペラペラなクリーン・トーンがカッコ良いと考えていた。ザ・フーやスモール・フェイセズ、キンクスを聴いても、軽く歪んだクランチはあるけど、ハードロックが全盛を迎えていた時代の音からしたら全然しょぼいわけ。でも俺は、そこにカッコ良さを見出したんだ。
───「BACK TO THE 1960’s/モッズと60年代への憧憬」より
実を言うと、AORは一番好きな音楽ジャンル。その理由のひとつとして、ギター・ミュージックでありながら自分が表現したい音楽とは世界観が異なるので、“自分でやりたいとは思わない”ところ。自分の表現とは無縁でいられるから、純粋に音楽に浸れるんだ。
───「AOR/時代を映す洗練された音楽」より
昔から俺は、服を買うことに圧倒的にお金を使っていた。一目惚れで買うこともあれば、欲しいものを求めて東京中を探し回ることもあった。例えば街で見かけた人がカッコ良いビーチサンダルを履いていたら、同じようなものを探して手に入れたりもした。そうやって手に入れたビーサンは、新品を履いているのは恥ずかしいってことで、わざと道路に放置してダンプカーに轢かせることでエイジングしていたよ。身に付けるものが、より自分の好みのアイテムになるようにいろんなことを試したんだ。
───「FASHION/ファッション」より
<目次>
Side A ── ROOTS
1.CAROL & E.YAZAWA/キャロルと矢沢永吉Side B ── OVERSEA
6.THE BEATLES & ROLLING STONES/ビートルズとローリング・ストーンズSide C ── DOMESTIC
13.ELECTRIC GUITAR MASTER/加山雄三と寺内タケシSide D ── TREASURE
18.HEROES/ブルース・リーとサウンドトラック■書籍情報
タイトル:『Heroes In My Life』(読み:ヒーローズ・イン・マイ・ライフ)著者:古市コータロー
発売:2024年3月30日前後
デザイン・DTP:一ノ瀬雄太
撮影:西槇太一
仕様:160ページ/4C/並製本/B5変型判 ※7インチ・レコードのジャケットと同サイズの180×180mm。
ISBN:978-4-9912211-6-3
発行・発売:株式会社ソウ・スウィート・パブリッシング
価格:本体2,500円+税(2,750円)