컬렉션: 『RECONSTRUCTED MUSIC TEE CULTURE Series』Issue;01 Design by Q-TA


<企画概要>
アーティストやバンドのネームロゴ、アルバムアートワーク、ライブの記憶。音楽を愛する人たちは、それらをTシャツというフォーマットに落とし込むことで、“聴く”だけではなく“身に纏う”という楽しみ方を育んできました。ライブハウスやクラブ、レコード店、古着店などを通じて広がってきたミュージックTシャツは、単なるマーチに止まらず、音楽への愛着や記憶、価値観を可視化するカルチャーとして独自の歴史を刻んでいます。 そこでソウ・スウィート・パブリッシングでは、先人たちが文化を繋いできた“ミュージックTシャツ”を編集フォーマットと捉え、本や雑誌を編集する視点で新しい価値観を生み出すことを目的とした企画をスタートさせました。それが本企画、『RECONSTRUCTED MUSIC TEE CULTURE』シリーズ。ミュージックTシャツカルチャーを編集、再構築するエディトリアルプロジェクトです。 内容としては、毎回デザイナー、フォトグラファー、イラストレーターといったさまざまなクリエイターを迎え、各人が持つ音楽体験や記憶、美意識を通して、新しい“ミュージックTシャツ”を提案する。例えば、サンプリング、コラージュ、DIY、リミックス、カット&ペースト、マッシュアップ、反復、ノイズといった音楽が生み出してきた数々の方法論をグラフィックへと翻訳し、ミュージックTシャツカルチャーを新たな視点から再構築していきます。 本企画で制作しているのは、いわゆる“アパレル”や“マーチ”ではありません。“編集”された1冊の本のような存在であり、1つのエディションです。
<デザイナー&デザイン>
本企画の第1弾でフィーチャーするのは、広告、アーティストのアートワーク、映画ポスターなど幅広い分野で活躍するグラフィックアーティストのQ-TAさん。Q-TAさんが今回制作したのは、Techno、Funk/R&B、Punk/Hardcore、Hip Hopという音楽ジャンルから着想を得たオリジナルデザインのミュージックTシャツです。各ジャンルの視覚的な記憶や空気感をコラージュによって組み立てた今回の作品群は、特定の人物や作品を描いたものではありません。Q-TAさん自身が音楽を愛し続ける中で蓄積してきた記憶の断片であり、それぞれの音楽文化がQ-TAさんの中に残してきた痕跡でもあります。 また今回の4作はそれぞれ独立した作品でありながら、『RECONSTRUCTED MUSIC TEE CULTURE Issue 01』という1つのエディションを構成する4つの章でもあります。それぞれ異なる進化を遂げながら、地下水脈のように影響を与え合ってきた4つの音楽ジャンル。その関係性を、Q-TAさん独自の視点を頼りに巡って、纏ってみていただければ幸いです。
<デザイナープロフィール>
Q-TA
アートディレクター、デザイナー、コラージュアーティスト。シュルレアリスムを独自の解釈で表現するファッション性の高いポップな コラージュ&ビジュアル作品で、GUCCIのアートプロジェクト「#GucciGram」や、ディズニー映画『Alice Through the Looking Glass』のInstagramキャンペーンへの作品提供をはじめ、アパレルブランドとのビジュアルコラボレーションや CM、CD、雑誌、装丁、装飾デザインなど国内外で活躍する。

<ラインナップ>
・“Techno” by Q-TA


・“Hip Hop” by Q-TA


・“Funk/R&B” by Q-TA


・“Punk&Hardcore” by Q-TA


<ボディ&技法>
本シリーズでは、デザインだけでなく、Tシャツのボディそのものも編集対象と位置付けています。それぞれのジャンルが育まれてきた文化や、その時代に愛されてきたミュージックTシャツの背景まで含めて表現するため、デザインごとに異なるボディを採用しました。今回で言えば、“Punk/Hardcore”にはインディーズのバンドTシャツ文化を象徴するGILDANのボディ。“Hip Hop”のボディはストリートカルチャーを代表するSHAKA WEAR。“Techno”には、テクノの大原産地の1つである日本を代表するブランドUnited Athle。“Funk/R&B”でも同じくUnited Athleのボディを採用していますが、Technoとは異なるシルエットを選び、それぞれの音楽文化やデザインに合わせた着心地と佇まいを追求しました。すべてのボディは、Q-TAさん本人の監修のもとで選定しています。 また、プリントの技法はDTFを採用しました。Q-TAさんならではの精密なコラージュと繊細な色彩を高精度で再現するとともに、作品としての完成度を最大限に引き出すためです。受注生産だからこそ実現するシルクスクリーンプリントとは異なる質感も、本エディションの魅力の1つです。